サッカー選手の伊藤純也選手と佐野海舟選手の性加害疑惑が連続してニュースになりました。告訴された選手の側も逆に名誉棄損や虚偽告訴罪で告訴し、戦争状態になるかと思いきや、結局、不起訴処分となって一件落着。日本の法律では2023年の刑法改正で、準強制性交と強制性交をひっくるめて不同意性交罪となっています。これから社会に出る若い方たちにとって他人事ではありません。刑罰も重く拘禁系5年で完全な実刑判決です。執行猶予がつくのは相手と示談が成立している場合に限って、それも絶対ではありません。大学生なら退学。社会人なら解雇でしょう。男性の側として一番怖いのはラブホテルなどに入って同意があるものとして、そういう行為に及んだ後で、実は無理やりだったといわれることです。行為の前に書面を交わすなど、ほとんどないことでしょう。伊藤選手に関しては真相は発表されていませんが、嫌疑不十分で不起訴となっています。ここで、気になるのは女性の側が抵抗もせずラブホテルに入り、不同意といえば不同意性交になる可能性が高いということです。ところが検察の起訴率が33.4%しかありません。実は親告罪(男性が証拠を挙げて嫌疑を晴らさなくてはならない)から非親告罪になったからです。被害者が親告しなくても罪になるなら、オートマチックに不同意性交が成立しそうに思えますが、非親告罪では検察が立証責任(証拠を挙げて不同意性交を証明する)を負います。不同意だったと女性が言うのも簡単、でも、それを証明するのは検察官ということです。密室で行われていることですから、男性の主張も女性の主張も証拠が乏しいのです。
芸能人の方もスポーツ選手もこういう話題が多いようです。脚光を浴びる。つまり、人気がある。注目度が高い。こんな方たちにはいわゆるゴシップがつきものなのでしょう。ゴシップとは興味本位の噂話の事です。でも犯罪に該当する可能性となるとちょっと話は重い。裁判で嫌疑不十分は「無罪」だが不同意性交には「性交」という言葉があり、それが同意か不同意か話題になるだけでも、多感な青少年たちのヒーロー像には「有罪」だろう。ミラクルなシュートを撃った瞬間の輝きは曇る。スポーツの世界や芸能界の人気者は品格があり若い人の手本であってほしい。