2023年3月30日木曜日

2023年度開校に向けて

  









文科省の指導要領に「・・・未来を拓く主体性のある日本人を育成・・・」「・・・責任感の育成を重視する・・・」とある。主体的に行動すること、そして行動の結果に責任を持つことは高校生の諸君や私たち皆が生きていくうえで最も重要なことだと思う。
 大学受験が終わって、生徒を送り出し、迎え入れるこの時期には志向館が掲げる教育のあり方を考えることが多い。保護者の方を前にしたスピーチや塾、予備校の入館案内の文言を見直す機会が増えるからだろう。
 志向館の「志」は「こころざし」「向」は「追求と努力」。「志向」するところに真の学生の姿がある。結果は自己責任である。不満な結果は自分以外のもののせいにしたがるが、時間がたつと我が身にふりかかったことは我が身で受け止める以外にないことを悟る。
 志向館では4月12日から2023年度の大学受験予備校が開講する。高校3年間やこれまでの学習結果に納得できない若者たちが集まる。安易に納得して自分の「志」を変え、大勢の流れに身を任すよりずっといい。
 皆、色々な顔をしている。ニコリともしない子、やたらニコニコして「どうかよろしく」アピールの子。様々な表情の奥に共通して主体性がある。結果を受け止め、もう一度自身の努力をもって志向する。己が決めた己に対する責任を果たすのだ。勇気ある決断をした若者の未来を全力で応援したい。