2022年12月3日土曜日

1年で一番多忙が始まる

12月になりました。私たちの業界は1年で一番忙しい季節に入ります。
 11月の26、27日に保護者懇談がありました。本格的な準備は2週間前から始めます。まずは高校生の面談です。状況を聞き、評価を通知表にまとめます。表には塾の授業で選択している科目の得点や先生の評価文があります。保護者には口述だけだと後に残らないので紙を使います。
 
 懇談が終わると冬期講習の時間割作成です。夜間の作業で、終了は12時や1時になり、何日か連続します。気も使います。現役高校生の中にポツンと予備校生が入ると移動を考えてあげます。
 時間割が完成すると講師手配です。常勤が8割~9割なので、そんなに苦労はしませんが、非常勤の手伝いは必須です。社会人非常勤は安定していますが、学生非常勤は不安定です。金沢大学は院生あたりも27日くらいまで、何やかやとあるみたいです。すると県外からの帰郷生を当てにして今のうちから連絡をとります。
 12月の12日から教材の印刷です。志向館はほとんどがオリジナルなので、授業の内容にあった質と量の調整がうまくできて、1講座1冊で未消化がないので、達成感があり無駄もありません。オリジナルは生徒にとってはいいのですが、製作は大変で、1,000冊近くの教材の製版の労働量はすさまじく、刷っても刷っても終わりません。
 講習が始まってしまうと事務系は一休みですが、講師は1日きっかり8時間は教室で授業です。正月も含み約10日の苦行が続きます。別会社のインターアクト(中等部)も志向館グループです。講師によっては30講(30コマ)以上教材研究があります。
 私たちのマインドを支えてくれるのは中学生や高校生の未来への責任感です。