2022年10月17日月曜日

旅行支援


全国旅行支援で多くの人たちが各所に出かけ、これまでのコロナの影響で出控えていた観光地にも観光客が戻ってきているそうだ。大きなうねりとなって経済が活性化されるといい。ところで、ホテルや旅館の世界にはダイナミックプライシングの仕組みがある。コロナ禍では、これまで1泊1万5千円だったところを一泊1万円にして宿泊客を集めていたが、支援が始まるとすぐさま1万5千円に戻すどころか2万円に値上げするようなところもあるとか。一瞬、不実だと思ったが、元々、宿泊業界は盆暮れなど、宿泊客など多く集まるときほど値段を上げるシステムがある。ダイナミックには「動的」「力強いさま」とあるが「力学的」という意味もある。機械的という意味にもとれる。機械は決まった動きをする。経済学的にいうと需要と供給だ。供給(客室)が一定していれば需要が上がると価格は上がる。これは法則だ。決まった動きだ。自分は観光客の立場だし、志向館では「来週から値上げ」など学費の変動は難しい。さらに、塾は国の補助金などいただけない。ダイナミックに変動する宿泊費は実は力学的に変動するという意味かと、ムッとせず、経済の起爆剤となるよう祈りましょう。