2022年7月17日日曜日

出生率


今年で志向館は38年。仕事柄、出生率は気にかかる。朝日新聞で出生率2.95の町というのが目に飛びこんできた。全国では2021年で1.3である。倍以上だ。紙面では育児相談室はもちろん、高校までの医療が無料、保育料も第1子で国の基準の半額、第2子にも減免あり、焼酎はは給食費補助、教材費(教科書はあたりまえ)の無料、3LDKの若者住宅に5万/月で住める。考えられることはすべてやっている感じだ。財源は役場の職員や議員の給与を減らしたりしているそうだ。頭が下がる。しかも、職員の方のお話だと、子ども大切にすることが高齢者を大切にすることにも繋がっていくという。町外から通う高校生のバス代に毎年13.5万円を支給するそうだ。目論見は、通学に高校生がバスを使うとバスの利用者が増え、赤字路線として廃止しにくくなり、車の運転がし辛い高齢者の方の足が確保できるというのだ。よく考えたものだ。ここまで来るのに15年かかったらしい。行政の手本である。目先の利益にとらわれ、その場しのぎの施策を打ち、後にそれぞれの施策が矛盾するようなことでは、財源の無駄、時間の浪費である。塾も誘致してみてはどうか。「町の人は月謝を20%割り引きます!」割引額の補填は?町と塾側で10%ずつ負担してみてはどうか。