2022年4月16日土曜日

やりたいこと

合宿所にて 開会式スピーチ
 館長はこれから志向館でやりたいことはなんですか?と聞かれたとき、「軽食が食べられる食堂があるといいね。」「それから、駐輪所にしっかりした屋根を取り付けたいな。」「それから、寺町校は受付が狭いから受付台を置くようにしたいね。」それから…と続けたら、そんなことじゃなくて事業展開のことです。教室を増やすとか、手薄な教科の新人講師を本気で見つけるとか、と遮られた。なるほど、このスタッフが望むのは事業の安定や拡大で、それがこれからの志向館なのだ。自分はこれまで収益性というよりも利用者の満足優先で取り組んできた。利用してくれる生徒が満足してくれていて、定期的に募集宣伝をしていれば、収益性も上がると思っている。確かに自習タイプの個別指導塾は多店舗展開しやすい。教室規模にもよるが最低規模だと1教室20名くらいが損益分岐だろう。講師の学力も高校受験なら、大学生で十分だ。
 自分がしたいことは生徒にもっと今の社会を教えたい。良いことも、ちょっとセコイことも、この世の中をより良く生き抜く術の一部を教えたい。それには放課後塾に来て自主学習をしてわからないところだけを質問するのでは物足りない。教師の質、環境といったものを真剣に考えると展開は難しく、内部に目が行くのも致し方ない。