お金を入れてレバーを回すと、フィギアが登場する。1つのシリーズでかなりのバリエーションがあり、どれが出てくるかわからない、ワクワク感がいいのだろう。正式名称はカプセルトイである。もう、一つの文化になっている。
先だって「祈り」をテーマにした3㎝~5㎝ほどの動物のフィギアを見つけた。ガチャで出して、かぶるのが残念だたので、ネットで売っているのを見つけて数体購入し、ディスプレーとして「祈合格」の立て札とともに館内に置こうと、ちょっとした気晴らしをした。中国では盲盒(モンフ)といい、空前の大ブームだそうな。フィギアに加え家電、口紅、ソックスなどの品物もあるそうだ。ガチャでお目当ての物が出てくるまでガチャガチャしまくる方もいるそうな。お目当て以外は捨てたり、人にあげたりしてしまうと聞く。無駄使いである。ほしいものを直接手に入れるルートがあるなら、そうすればいい。ルートがないのならそんな博打のような遊びに手を染めなければいい。夢中になってる大人もいるとか。「わくわく感」が「もったいない」より優先される。贅沢な世の中だ。「親ガチャ」という不謹慎な言葉もあるらしい。親の社会的な地位を云々言って、嘆くなら、自分の努力のなさを反省したらいい。はっと出てくる学歴はない。ほとんどの親だって苦労して君を育ててるんです。