2021年10月16日土曜日

協働的

 HPに日本家庭科教育学会誌を見つけて読んでみた。協働的というのは近年の教育のテーマである。調理実習が題材として上げられていた。料理は私自身もする。「する」というほど本格的なものではない。あり合わせの食材を使って腹が膨れるモノつくるとでも言った程度だ。料理などとはおこがましい。作った後で、「いけてる」と思えば誰かに食べてさせて意見を拝聴したい。必ず犠牲者は家内である。これは、コショウ入れないほうが、塩分がね、ブイヨン利きすぎ、など。「大したものではない」と言いつつ、評価が悪いと「せっかく作ったのに」と自己肯定的になる。
 さて、きょいういく現場の調理実習における目標は①強いリーダーを作らない②技能技術の話し合いに先生が要点を整理してあげる③でき上がり状態を生徒だけで評価できるものと教師が評価するものを分ける(プリントだけでは不十分)などがあった。ほか3項目で合計6項目あった。どれもいい内容だった。
協働」とは主体性と協力が含まれた言葉なのだろう。うまい物ができそうだ。
 さて、学会に逆らうようで申しわけないが、7項目に、「協働」の必須課題に、「仲間の話を尊重し、他者の言い分をちゃんと聞き、発話者の趣旨を理解するように教師が指導する」とあってもいいと思う。家内のアドバイスに内心反発を覚える私にも教師が必要なようだ。夫婦の必須課題は「協働」だとわかってはいるが。