2019年7月2日火曜日

台湾の混乱

台湾の様子をメディアの報道で見ていると、

エネルギッシュでドキドキする。

確かに、立法に突入して破壊行為を行うこと

を評価しているわけではない。

明らかに暴動の類であるため、鎮圧されてし

かるべきであろう。しかし、暴力的な手段に訴える



しかない現状、つまり強硬な中国のやり方に、市民がこぞって戦う姿勢は

今の日本の若者に全く消えてしまった。

学生運動につていは元々、大正デモクラシイに影響されて、東京帝国大や、

早稲田の学生たちが労働者の団体と連合して、時の政府と対峙した記録が

残っている。軍事教練に反対する若者と警官がにらみ合う当時の画像から

伝わってくる空気はいつになっても同じ熱気である。日本の大学生で政治運動を

している例は聞かなくなった。志向館に通う高校生を見ると、政治に対する認識など、

多少、語る子がいてもいつか我が身という様子はない。もっともなことだろうが、

不満は未来を変えようとする活力となることを忘れて手はいけない。政治、国家

体制などを批判する力は自分を変えようとする力に転化する力でもあるように

思える。台湾の混乱など見ると、そんな力を衰退させた日本の若者が作る未来に

ちょっと不安を感じる。流れに身を任し、対立を避ける考え方は日本がどこかの

国や一部の権力に牛耳られそうになっても変わらないのだろうか。










2019年5月25日土曜日

70歳定年

定年が70歳になりそうだ。私は62歳で、定年退職をしている知

人が多いが、皆、何かの形で仕事をしている。

人間、働く気と健康があれば、ずっと働ける。この度の政府

の方針も法制化でなく、企業側の努力義務ということだが、

現状を追認、応援したようだ。

志向館の予備校生に70歳定年制について意見を書かせてみた。

75%が賛成だった。

思ったより皆しっかりしていて、賛成意見のなかに多かったのは「年金制度の不安から、

出来るだけ自分で稼げるようにすべき。」「'いきがい'は幾つになっても必要。」

「雇う側にとってベテランは後輩の指導に重要」「労働者の不足をいくらかでも補え

る。」「日本の社会構造を変えたくないので、安易な外国人労働者の採用より高齢者の

方がいい。」反対意見には「体力が衰えているので、怪我などが心配だし、仕事にミス

が増える。」「若い人の昇進や雇用が鈍る」「どんどん進歩する新技術に対応できな

い。」などがあった。

色々な業界で、高齢者が活躍するといい。私たちの業界は年齢は関係ない。しっかり話せ

て、ボケない限り授業はできる。医師も高齢でも活躍できる。

面白い話を聞いた。あるステーキハウスで高齢者を優先的に雇用して、短い訓練期間の

のち、コックとしてダイニング形式のキッチンに立たせ、ステーキを焼かせるのだそう

だ。高齢の方がベテランに見えて高級感が出るそうだ。自習室の管理に公務員の退職者を

置いた塾では、物言わぬ威圧感で自習室の私語が消えたそうだ。「高齢だからできない」

というより「高齢だからこそできる」仕事も多い。給与が減るのはいたし方ないと思う。

我武者羅に働いて寿命が縮むともったいない。

2019年5月7日火曜日

令和


新しい年号がスタートした。志向館の予備校生に西暦と元号

2つが現存していることについて感想を書かせてみた。

以外に多く70%の予備校生が元号はあっていいという意見

だ。理由としては「大化以来続いているものを無くすのはも



ったいない」「他の国と違う独自の時間感覚を持っているのは日本人のアイデンティティ

ー」「国中が盛り上がるのは元気でいい」「それぞれの時代の風潮や出来事を表しやす

い」「天皇を尊重するアイデンティティーが好きだ」「日本の歴史は天皇と分けて考えら

れないから」などだった。私も元号の肯定派である。人生は短い。西暦で~年から~年で

は、どんな時代を生きたのか語るに実感が少なく、予備校生たちの言うアイデンティティ

ーを感じる時間の区切りが欲しい。

時間の流れはそれ自体意味がない。そこに、区切りをつけるのは、何かが始まり何かが終

わる自分なりの意味をみつけやすくなる。志向館の予備校生にとって令和元年は苦労の年

だ。しかし、その苦労は明るい未来を築く人生で無二の価値ある時間である。私にとって

昭和は試行錯誤の時代だった。平成は見つけた道をがむしゃらに進んだ時代だ。令和は私

の還暦以降の元号で、人生のまとめの時だ。きちんとした形を志向館のスタッフたちに残

したい。

2019年3月31日日曜日

違和感


先だって、どこかの有名なお寺でアンドロ

イドの仏像が披露されて、僧侶の方が、念

仏を上げておられた。マインダーというお

名前の仏像である。私は違和感がある。

阪大の研究室で作られた。室内はプロジェ

クションマッピングが設置され、幻想的な

光が舞う。目に仕込まれた内臓カメラで拝


む人の動きに合わせて動く。お話もしてくださる。アンドロイド仏であろうが、木像、石

仏、みな人が作った偶像であることに間違いはない。さらに、由緒正しい立派な仏像があ

るので拝みたいという人心が、ロボットという近代科学が生み出した立派な仏像を拝みた

いというのであれば、それはそれ。従来の概念と大きな差はない。仏像は数え切れないた

くさんの人に、心の声で一心に祈られ、拝んで拝み倒されて仏となる。ならば、マインダ

ー様もこれからたくさんの人に拝まれて仏になっていくのであろう。ただ、私が仏の前に

座し、天国の父母、祖父母、友人、塾生に思いをはせる時、また、自らの迷いを払拭しよ

うとする時、仏は私の心に直接語りかけてくださる思いがある。それは、折に触れ、時に

は戒め、慰めてくださる無辺のお慈悲であろう。おそらく、私の違和感はプログラミング

にあると思う。心の中の迷いが自分のものであるなら、戒めも、励ましも自分の心から、

教えを通して湧出してくる悟りであろう。悟りとはおこがましいが、悟ろうとする心意気

とでもしておこう。少なくとも、光で作られた幻想的空間やプログラムされた言葉ではな

いように思う。黙って物言わぬ仏像に自分の心を問う姿勢に慣れ、ロボット仏に違和感を

感じる私こそ、仏を選ぶ傲慢の域をでぬ凡夫なのであろうか。

2019年3月1日金曜日

二浪

 タレントの「ひょっこりはん」のことが、朝日新聞の「受験をする君へ」のコーナーで取

り上げられていた。ひょっこりはんは早稲田の出身である。ひょっこりはんを探せなど

で、今や有名人。高校ではソフトテニスでインターハイに出場した経験もある。彼は「二

浪のあなたへ」として、あこがれの大学があるなら、「絶対無理」と決めつけないこと

で、「自分には、これくらいの距離だったのか」と知ることから始めるのが大切と語って

いる。

 確かにその通りだ。そうすれば、努力の仕方が見えてくる。「すごいキャリア」、「人も

うらやむ...」、は一部の天才のなせる技で、凡人の自分とは縁のないものと思い込んでは

いけない。達成したい目標があるなら、壁の高さをしっかり見極め、当たって砕けるので

はなく、高さを計り、材料をそろえ、時間をかけて梯子を作り、ゆっくりでも一段一段踏

みしめて登れば、必ず成功する。

 二浪のみなさん、いや、それ以上の浪人の皆さん、「ひょっこりはん」は高校時代は勉強

しなかったそうだ。でも、インターハイに出場するほど部活に励んだ。その後、勉強し二

浪した。インターハイの出場経験や大学入試の成功体験で彼は粘りと根性を身につけた。

社会に出てからわずか10年弱で、大ブレークを起こす原動力がここにある。

ひょっこりはん(朝日新聞)




2019年2月25日月曜日

国公立 前期 個別学力試験


今日から国公立二次試験が始まった。正式な名

称は個別学力試験である。センター試験は毎年

土日に実施するので実施日は変わるが、二次試

験は変わらない。25日だ。

志向館では毎年、センター試験が終わった直後

から、二次対策講座が始まる。

それまでのクラスは解体。



センター前には「これまで長く授業を聞いてくれてありがとう。」と生徒に挨拶をし、

「本日をもちまして、長く続いたこのクラスも解体となります。健闘をお祈りいたしま

す。また、二次対策でお待ちしております。」と締めくくる。大人にいうよういな言葉の

方が、大事に挑む生徒たちにとって効果的だ。長く使ってきた台詞だが、いつ言っても身

が引き締まる。生徒もきりっとした面持ちで、全員私の目を見ている。あれから5週間。

今日は朝から神妙な気分だ。今戦っている生徒の姿を思い浮かべる。出来不出来より、ち

ゃんとたどり着いたか、体調を崩して悲痛な顔で受験してないかの方が気になる。当たり

前のことだが、センターとは違い二次試験では満点など目指す者などいない。学問の成就

には長い時間と修行が必要だ。「少年老い易く学成り難し」この時期によく浮かぶ身の引

き締まる格言である。


2018年11月25日日曜日

新企画2

あれから、半月以上が経って、メイキットはどうなったかお

知らせします。思ったより利用者は増えました。

開設当時、心配だったのは管理者が目を離したすきに気が抜

け、騒いだりおしゃべりしないかというものだったのですが、

受験も近いせいか、まったく問題ありませんでした。

それより驚かされたのが、一部の生徒たちに、日曜の開館をせがまれたことでした。

メイキットは寺町校で実験的に行っていたため、3棟ある教室は休日ともなると、

管理者不足から、1棟だけしか開館していません。常勤職員が何人もいる平日とは

違い、日曜は管理者の目が届きません。しかし、熱意に負け、おそるおそる特別

室を設けて、中学の皆さん限定の部屋を作ってみました。もちろん、「わずかで

もお話しているところを発見したら二度と開講しません。」と厳しく言い

渡してのことです。

気づかれぬように、何度もそっと見に行きましたが、驚いたことにすごい集中力で勉強し

続けていました。高校生の諸君よりまじめに取り組んでいて脱帽です。新年度もメイキッ

トは続けます。学習習慣は授業に出席に勝るとも劣らず効果的的です。学校外学習の一助

となれば幸いです。