どこでも、オンライン、ウェブ、リモートの言葉が飛び交う。東京の営業マンがウエブで商品の説明をしたいと申し出てきた。やってはみたが、見ず知らぬ方と画像を通しての会話は対面より緊張した。先方のおっしゃっている内容も消化不良だ。ずいぶん前から東進をやっているので、画像でも十分効果はあるのは実証済みだ。但し、双方行となるとどうだろうか。
先日、朝日新聞に東北大学の医学研究室の川島教授が「オンラインの会話(で)心は通じるか」の見出しで記事が掲載されていた。脳センサーを用いた実験では、画像では対面している人の周波数の同期が見られなかったという。つまり、情報伝達だけで、コミュニケーションがとれていないということだ。共感や感動が得にくくなっている。では、学習面で動画を見て学習する時、強い集中力が必要なのは明白だ。共感や感情が少ないと自発的に意識を高揚させなくてはならない。疲れる、飽きる、といった学習の持続の弊害が生じる。笑顔で「次回の動画視聴は・・・」と予告を聞いても聞き流す。つまり、学習意欲が高揚しないである。
そのため、東進を受講する生徒とは内容の共有が欠かせない。受講した後で、信頼できる講師(受講内容を知っている講師)との対話が不可欠となる。
「あそこの説明はいいよね」「あの説明が分かりにくい」など感想を担当者と共有できるとまた見ようという気になれる。