日本史は受験で選択した。何人かおられたのは記憶しているが、古代には8代6人の女性天皇がいたと調べてみてわかった。明治になって新政府が男系男子の制度を創設したとのこと。民間の女性を皇室に入れるのも、民間の男性を皇室に入れるのも何が違うのか考えると、生物学的には同じことである。例えば民間の山田君が皇室に入っても、天皇が女性で山田君を何と呼ぶのかわからないが、摂政などと言われるのだろうか。そして、お生まれになったお子は皇太子である。でも、山田君の家はどうなるのか。長男の一人っ子の場合、山田君の家系は途絶えることになるし、子作りのために男子を宮中に上げるということになると、どんな職業の方かずいぶんと気になる。やはり、民間というよりは公務についている人から選んだほうがいいと思う。旧の華族制度があった時代なら、公爵の〇〇様のご次男を、というのもありかもしれない。しかし、今の日本の文化を考えると、まだまだイエの観念は残っていて民間から誰か男性をというのは、まだ感覚的に無理があるように思える。「皇太子さま。あなたのお爺さまは立派な天皇でした」と、今後どうにか男系の血がつながる一系を維持することはできるのだろうか。