時間が足りないという高校生の女子から相談があった。部活やって宿題やって、全部こなせない。ちゃんとしたいのにできない。「わっーてなる。」焦り、くやしさ、などいろいろ混じって「わー」なのである。
自分の高校時代を振り返ってみると、高校生になったとたんにすべてが前のめりに早くなった気がする。公式テニスを始めた。中学の部活とは比べものにならないほどきつかった。勉強も同じ。たくさんのことを学んだ。すべて専門的である。なぜ高校は義務化されないのだろうか。中卒でもし就職を選べば今の社会でうまくやっていけるのか、はなはだ疑問だ。民間の調査機関では2017年で2%の方が中卒で仕事をしているとのこと。極端に少ない数字だ。義務化することで予算云々の問題が陰に潜んでいるのなら、国民の幸せを願うはずの国の根本の課題としてできるだけ早く取り組むべきところだと思う。
高校の学習が高度な学習であれば、学習意欲の乏しい子どもにとっては苦痛ということになるからだろうか。学習内容がさほど高くない高校だってあるので、勉強にそこまで意欲のない子どもが行く高校があって然りだ。工業高校や商業高校だってある。
今日は志向館グループのインターアクト(中等部)で週1回の英語の授業を担当してきた。あの子たちが、来春、就職すると考えることなど到底できない。
