それというのも先日朝日新聞で中央大学の文学部 山田教授が「夢なきプチ満
足保守欲す」の見出しでインタービューに答えた内容が記事になっていたからだ。
日米韓独のアンケート調査で、我が国の若者の「未来に希望をもっている」「社会
を変えられる」が最低だったのをうけ、今の若者が「少子高齢化」「年金不安」 「政
党が未来像を示さない」などの理由をあげておられました。また、就職では大学生
の8割は一括正式採用。女性の中には正社員の夫を得ることに価値観を見出し、
いったん既得権を放棄すれば、やり直しがきかないのが日本社会の特徴と指摘を
され、冒険をしない現状に満足する若者が増加傾向にあると分析しておられました。
自分たちの若いころには支持政党に与党を上げるのは気恥ずかしいことで、
かといって野党の第一勢力やそこまで及ばぬ勢力を支持することもよしとせず、
支持政党などないと言い切ることで、若者であることを誇示する何かがあったと記
憶している。
同じテーマの紙面で、福岡の県立高校の高3の安永さんの意見が掲載されていて、
主権者教育でも先生が特定政党を取り上げるのを恐れすぎていると指摘している。
つまり、先生からは情報をえることができないことを安永さんは不満におもっています。
どうすればいいのか判断するとき大人も子供も情報が不可欠です。
ならば、インターネットでもなんでも、子供だって調べる気があれば、できるじゃないかと
自己責任に振りかえても社会経験がすくなく、学業主体の生活をしていて、政治や経済を肌
身に感じながら生活をしている大人と比べ、必然的に情報は少なく、また、解する知識に乏
しい子供にとっては放任されているのと同じでしょう。彼女の「疑問を抱かなくなり現状を