2015年10月14日水曜日

出題傾向

 
志向館 重要保存品 昭和59
大学入試の英語には、時々ではあるがトレンドが

感じられる。志向館の予備校生の一人が、英文を

読んで小論を書くという試験に挑戦する予定だと

いうので、過去5年分の国立の大学入試問題に

目を通してみた。国立の入試問題といっても日本

全国すべての問題をかき集めてというわけにも

いかず、ここは85年入試用から保存してある

旺文社から出版している大学入試問題正解を

使用する。現在、毎年約80校におよぶ国公立大学入試問題が掲載されている。

  もちろん私立編もあるが今回は国公立大編に限らせていただいた。

彼女が探しているのは食物に関するものである。探してみるとなかなかない。

「食」に関するものと言えるかどうか、食物の輸入に関するものや、古代に

スパイスにかけていた税の話などいろいろあったが、最終的に「体」と「食」に

関するものにしぼってみると8つの出典があった。私の勝手なチョイスでは

あるが、2011年の入試から2013年の入試では毎年1ずつしか見つからな

かったが、2014年には2つ、2015年には3つ見つかった。

 早速、授業で生徒に言ってみよう。2013年に和食がユネスコの世界無形

文化遺産に登録されたこともあって、出題されるかも。「食と文化、さらに

健康」といった話題を一度は読んでおきたい。