不登校児童とは病気や経済的な理由を除き、
心的要因などによって年間30日以上欠席した
児童のことをさします。
11万人ほどいて、そうのうち中学生は9万人で、
それも中学3年で急に多くなるそうです。
11月13日の朝日新聞によると、超党派の議員連盟か通常国会にフリースクールや
家庭学習でも義務教育終了認定や卒業証書を出す仕組みを立法化する予定だ
そうです。要件としては、保護者が教育委員会に申請を出し、教育方針を決めて、
フリースクールや家庭学習などの学習過程を経て、教委や校長が認定すれば
高校受験資格となるという制度である。良し悪しはある。フリースクールや家庭では
学力、集団行動、コミュニケーション力などなかな到達が難しい面が予想されるが、
高校に進学できるという希望とやり直しの機会は重要である。内の予備校生諸君に
10分で一筆書かせてみた。以下にまとめると 『 学校に行かなくても大成した偉人は
数多くいるし、環境の変化が復帰につながるケースもあるので賛成だが、家庭で
親がカリキュラムを立てるのを認めると、親の恣意的教育が先行し、知識の偏りが
生じ、平等な学習機会であるはずの義務教育といえるのか。安易に心的問題として
不登校を続けている親や子どもに学校に行かない口実を与え、就学機会を減らす
ことになる。また、高校に進学しても高校になじめず、高校でも不登校になるので、
高卒までの一貫した制度を準備すべき。さもないと、学校も辞めてフリースクール
にも、ろくに通わず、無教育卒業者が増える 』 などシビアな意見が多かった。
私もどちらかというと反対だが、先生方のご負担だけ考えると、登校しなくても
よくなり、校長や教委の認定だけで卒業させていくのは名案だと思う。
(志向館 予備校生20名の寄稿、ありがとうございました)