国公立大2次試験の倍率が出揃った。
金沢大学は倍率の低い学部ベスト10に
3学部も入っている。だからといって金沢
大学が難度の低い大学というわけではない。
おそらく、激戦であろう。志向館の金大出願者は、はじめから県外を
考えていない上位層が目立つため、A判定B判定で前期一発で
決めようとする館生が多い。特に倍率が低いのが人文である。全国2位
の倍率の低さである。1位は筑波技術大学。しかし、この大学の
受験者資格は視覚や聴覚などが不自由な方だったと記憶している。
となれば、金沢の人文が一般受験生が受験できる日本一倍率が
低い大学ということになる。人文は志向館の生徒だけで、判断すると
女子の受験が多い。私見ではあるが、女子はセンターの平均点が
下がると、割合から判断すべきところを、絶対点が気になり、出し控え
(出願ちゅうちょ)をするのではないだろうか。出願に際しては、河合
ベネッセ、代ゼミの3社データーを使用し細かく分析する。「いける!」
と私が旗を振っても、志望校を下げて、A判定で受験できる大学に
してしまう。館生の人生は私がアドバイスできるところには限度がある。
残念に思うが「そうか、がんばろう!」で面談は終了する。ただ、今年は
上位校の生徒たちで、志望校を変えない館生が昨年より多かったように
感じた。学校の担任の先生であろうか。数年前から比べると、安全志向と
はいえない進路指導のように感じるときがある。
若者に挑戦させるのはいいことだ。安全ばかり考えて、育てた子ども
たちが、冒険しない人生が最高と考え、冒険しない日本を作り、冒険する
国にどんどん追いつかれるのも悲しい。人生何が良かったかはわからない。
ただ、努力の土俵は必死になれる土俵のほうが人間力をUPするのは確実
です。