
志向館の予備校ではセンター前日は激励会です。
激励といっても「激」しいものではなく、
ここで、一度区切りをつけるための式典の一種です。
左の写真は激励会で予備校生全員に配ったものです。
リボンのかかった箱はゴンチャロフのチョコレート。
バレンタインには早いんですが、先生方の気持ちです。
以下に今日の私の話を投稿しておきます。
私は試験の時はいつも緊張します。緊張しなかった
ことはありません。今でもちょっとしたことで緊張します。
今、皆さんの前で話しているときも緊張します。人間は緊張すると
鼓動が高まり血圧が上がり、いつもと違った感覚を実感します。
一種のストレスです。
しかし、緊張は脳に血流を増加させ、脳の神経が活性化し
試験問題を解く準備が整うのです。決して悪い体調ではありません。
むしろ、緊張していないときに人は失敗をしでかすケースが多いのです。
大切な試験です。リラックスなどしている場合ではありません。
緊張している時の方が良い結果を出せる可能性が高いからです。
ただ、一つだけ注意してはしいのは「欲」です。本番の時だけ、
極端にいい点数を出そうとすると、解けない問題でもしつこく
時間をかけて考えてしまい、結果的に解ける問題を落としてしまう
ことがあります。
緊張して解けないのではなく、もともと解けない問題に時間を
かけて解ける問題まで落としてしまい、合計点を下げてしまうこと
になります。実力以上の力を出そうとする「欲」に問題があり、
緊張それ自体で失敗することはないのです。
「いつも通り」にという試験前のよくあるアドバイスには、欲をだし
過ぎてはいけないという戒めがあります。無欲でしっかり緊張して
ください。