2011年5月6日金曜日

君はアリ派?キリギリス派

 予備校が始まりました。志向館では毎週月曜に

ベイシックサイエンスという授業があり、1週間

以内のホットな新聞記事を題材にした社会分析

の授業です。

先週は朝日新聞のbe-モニターへのアンケートを

もとにした企画で、あなたは「仕事で生きてる実感を

感じる」アリ派か「仕事以外で生きている実感を感じる」キリギリス派か選ぶアンケート

がありました。だいたい、私が思ったとおり、日本では78%がアリ派でした。

これからどちらが増えるかという問いに対してはキリギリス派が55%となって

いました。

 そこで、予備校生諸君にアンケートをとってみたところ、半々に分かれました。

なるほど、これからの人たちは今、社会で活躍している人たちより余暇や自由を

求める意識が強いんだ。ただ、どうしてもアリ派の典型みたいな私は仕事9余暇1

くらいの生活の中で「仕事でも十分楽しいよ。私はアリ属キリギリス科」などと

アリとキリギリスのテーマをアレンジしてしまいます。もっと10代の人たちと話さ

ねば日本の未来はわかりません。そもそものアリとキリギリスのイメージから

話してみなくちゃわかりませんね。

 朝日新聞の記事の終わりに流通ジャーナリストの金子哲雄先生は「アリギリス」

になろうとおっしゃってました。「楽するために効率よく働く」が先生の結論のよう

です。ならば、学生のうちにアリみたいに努力して、頭よくしておかないと「ほんとに

効率よく働いて楽に暮らすのは難しいぞ」と得意の精神論に突入しそうな私です。