予備校が始まりました。志向館では毎週月曜に
ベイシックサイエンスという授業があり、1週間
以内のホットな新聞記事を題材にした社会分析
の授業です。
先週は朝日新聞のbe-モニターへのアンケートを
もとにした企画で、あなたは「仕事で生きてる実感を
感じる」アリ派か「仕事以外で生きている実感を感じる」キリギリス派か選ぶアンケート
がありました。だいたい、私が思ったとおり、日本では78%がアリ派でした。
これからどちらが増えるかという問いに対してはキリギリス派が55%となって
いました。
そこで、予備校生諸君にアンケートをとってみたところ、半々に分かれました。
なるほど、これからの人たちは今、社会で活躍している人たちより余暇や自由を
求める意識が強いんだ。ただ、どうしてもアリ派の典型みたいな私は仕事9余暇1
くらいの生活の中で「仕事でも十分楽しいよ。私はアリ属キリギリス科」などと
アリとキリギリスのテーマをアレンジしてしまいます。もっと10代の人たちと話さ
ねば日本の未来はわかりません。そもそものアリとキリギリスのイメージから
話してみなくちゃわかりませんね。
朝日新聞の記事の終わりに流通ジャーナリストの金子哲雄先生は「アリギリス」
になろうとおっしゃってました。「楽するために効率よく働く」が先生の結論のよう
です。ならば、学生のうちにアリみたいに努力して、頭よくしておかないと「ほんとに
効率よく働いて楽に暮らすのは難しいぞ」と得意の精神論に突入しそうな私です。