2018年6月3日日曜日

国際学力到達度調査

経済協力開発機構(OECD)は、15歳を対象として2018年に実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。読解力で、日本は79カ国・地域の中で前回15年調査の8位から15位に後退し過去最低となった。

2018年の調査問題例では、ある学者がモアイ像の調査(フィールドワーク)をした状況がブログの形式(800)で掲載されていて、設問は「学者が疑問に思ったことはなにか?」であった。正解例は「モアイ像を運ぶために使われた植物や大木はどうなってしまったのかという疑問」で、ほぼ本文抜き出しだった。近年、国語力が衰退いている。まず、言葉を知らない。そのため読解ができないのは言うまでもない。さらに、活字を読む習慣が減っている。説明するのが苦手な子が多い。動画の普及にも大きな原因がある。学校はどのようにこの事実を受け止めているのか。

おこがましいようだが、学校の国語の授業に対しての提案がある。言葉に対する集中力をつける授業を導入してほしい。100字から200字程度の文章を読み聞かせて内容を書きとらせる授業を実施してほしい。また、400字程度の文章を読ませ、同じように内容を書きとらせる授業も実施しほしい。教師が結果を回収して採点したのでは、教師の負担が多きすぎて長続きしないので、生徒同士で交換、解答を採点する。模範解答を意識して他人の解答を評価するのは興味を持ってできる。きちんと評価できなくてもいい。ポイントは読解の習慣をつけることだ。そのため、毎回の国語の授業の中で初めの10分をそれに充てる。塾では実践済みの授業カリキュラムだ必ず成功する。